オーストラリアの動物たち
オーストラリアは世界でも珍しい動物が生息している、いわば「動物王国」。 ポケットで子供を育てる有袋類のコアラやカンガルー、卵を産む哺乳類のカモノハシなど、魅惑の動物がいっぱいだ!世界的で最も有名なオーストラリア人と称されるスティーブ・アーウィン(通称:クロコダイルハンター)が運営していたオーストラリア動物園はクイーンズランド州サンシャインコースト近辺にあり、様々な動物と触れ合う事ができる場所だ。不運にも2006年9月、グレート・バリア・リーフにてドキュメンタリー番組を撮影中に、アカエイに胸を刺された事により不慮の死を遂げた。この際に当時の首相が式に参列し国を挙げての葬儀となったのは有名だ。
コアラ (Koala)
「コアラ」という名前はアボリジニの言葉で「水を飲まない」という意味。ユーカリの葉以外は食べず、水をほとんど飲まないのでこう呼ばれるようになった。ユーカリに含まれている毒素を体内で分解し、栄養素の少ないユーカリのエネルギーを効率的に使うためにほとんど動かず、1日に20時間は眠っている。
カンガルー (Kangaroo)
ヨーロッパからの入植者がアボリジニの人に「あの動物は何?」と聞いたところ「わからない(カンガルー)」と答えたことからこの名前がついたようだ。町中では見かけないが、郊外の森の中などでは野生のカンガルーを見かけることも。
ワラビー (Wallaby)
ワラビーはカンガルー科の有袋類。ワラビーとカンガルーの違いは、そのサイズだと言われている。大型のものがカンガルー、小型のものがワラビー、と覚えておこう。
オーストラリアワニ (Australian freshwater crocodile)
全長200-300cmにもなる大型の肉食動物。オーストラリアの中でも北側(クイーンズランド州北西部、ノーザンテリトリー北部)の固有種とされており、河川や池沼などの淡水域に生息しており、別称クロコダイルとも呼ばれる。スティーブ・アーウィンがクロコダイルハンターと呼ばれるのは、世界各国で放送されていた彼の人気テレビ番組「クロコダイルハンター」に由来する。
タスマニアン・デビル (Tasmanian Devil)
オーストラリアには珍しい肉食の動物で、野生動物も鳥も魚も、何でもハイエナのように食べつくすことからタスマニアン・デビル(タスマニアの悪魔)と呼ばれるようになった。有袋類の仲間で、子育てをする袋を持っている。体長は50~60センチと小柄で、小型のクマのような印象だ。
フェアリー・ペンギン (Fairy Penguin)
体長が20~30センチで、ペンギンの仲間でも小さなサイズだ。 オーストラリアの南側の海岸部に生息しており、ウエスタン・オーストラリアやビクトリアではもちろん、シドニー郊外でも野生のペンギンが生息している。見学の場所として有名なのはビクトリアのフィリップ・アイランド。
ロリキート (Lorikeet)
頭はブルー、背中はグリーン、くちばしはオレンジ。首からおなかにかけてはイエロー、オレンジ、ブルーが美しく配色された、七色の羽根を持つ鳥。こんなカラフルな色が天然で存在することには感動するだろう。