オーストラリアの語学留学
「私立の語学学校」と「大学附属語学学校」の違い
私立(民間)の語学学校または、大学附属の語学コースで学ぶ。語学学校は授業や生活における指導・アドバイスがきめ細かく、大規模なチェーン校から、小規模でアットホームな家族経営の学校まで、さまざまなタイプから選る。大学附属のコースは大学キャンパスで学べるため、キャンパス内の施設が使えたり、現地の学生と交流したりと、大学生活をまるごと味わえるのが特徴だ。どちらの場合も、国が定めている留学生受け入れ認可(CRICOS: Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students)への政府登録が必須となっており、政府規定をクリアしなければ留学生の受け入れはできない。その為、CRICOS登録がされている学校やコースは安心して学べる環境で質の高い教育とサービスを提供している証である。また、就学する際に学生ビザを取得するか否かは就学するコースがCRICOS登録されているかでも判断可能である。
出発前の英語力はどれくらい必要か?
語学学校は日本の中学校レベルの基礎を学ぶ初心者レベルから、ネイティブとビジネスでやりとりができる上級レベルまで、幅広いコースを開講し、自分にあったレベルで学ぶことができる。授業初日にクラス分けテストがあり、その結果や先生との話し合いによって、適切なクラスに割り当てられるから安心だ。学校の総学生数が少ない学校の場合、定員割れしてしまう事もあり、場合によっては2つの異なるレベルのクラスが共同で授業を行う事もあり、クラスメイト間で語学力に差が出過ぎてしまう事もあるので要注意である。
1週間のスケジュールは?
基本的に月曜日~金曜日に授業があり、Reading、Writing、Listening、Speaking、発音クリニック、ボキャブラリー養成、文法、オセアニア文化、IELTS対策など多種多様なクラスが設けられている。個々のプログラムによっては、午前中に英語の授業を受け、午後にスポーツのレッスンなどのアクティビティを受けたり、またはビジネス英語、観光・ホスピタリティ英語、英語教師養成講座などを取ったりと、そのスタイルは十人十色だ。ワーキングホリデーで有名なオーストラリアで留学生に人気があるコースは、卒業後にカフェで仕事ができる様にホスピタリティー英語を勉強したり、RSA(Responsible Service for Alcohol: アルコールを取り扱う仕事をする人は必須。オーストラリアでは、カフェでもお酒を提供する為飲食業では必須の資格である。)の取得をしたりするコースや放課後のアクティビティーである。
滞在の種類は?
留学生の主な滞在方法には、ホームステイ、寮(学生寮)、アパート(フラット)、シェアハウス(タウンハウス)などがある。短期の語学留学なら、1日でも早く海外での生活に慣れ、会話力も磨けるよう、ホームステイがオススメだ。長期の留学なら、はじめはホームステイにし、慣れてきたらアパート(フラット)に移りシェアハウスのように生活する人もいる。1年ほどの留学やワーキングホリデーで長期滞在する人のシェアハウスを探す一方、専門学校や大学へ行く学生は語学学校で出会った仲間と共に借家を借りたり、3LDKほどのマンションの一室を借りたりと様々だ。