コース選びは慎重に
オーストラリアの専門学校は、実に趣味のレベルから大学レベルのコースまで、多彩な選択肢があります。まず、自分が求めているものは、趣味レベルの知識なのか、それとも将来のキャリアアップとして考えているのか、よく考えて見る必要があります。
もし、キャリアアップとして考えているなら、自分の将来のキャリアをしっかりと定め、そのキャリアに関連性のある専門分野を選ぶ必要があります。もちろん、自分の興味のある専攻を選ぶことも忘れてはいけません。高度な専門分野の勉強は大変です。自分が興味のある分野だからこそ、大変な勉強も続けていけるからです。
更に、コース選びでの注意点をして、専門学校で実際コースは開講をしているが、そのコースが留学生の受け入れを認めているかどうかを必ず確認する必要があります。コースによっては、学生ビザが取得できないものもあります。
どのレベルの資格を取得するのか
オーストラリア全土で幅広く認められている資格であるCertificate、Diploma、Advanced Diplomaなどは、日本との教育制度の違いから、日本に相当する資格がありません。しかしながら、Diploma(ディプロマ)はコースによってはその取得に2年を有するものやDiploma取得者には大学での単位1年分に相当する場合があることなどから考えてみると、準学士に相当するとも言われています。キャリアアップとして専門学校を考えている人は、Diplomaレベルの資格を目指すことを勧めます。
滞在地域を選ぶ
留学先滞在地域が都市部か地方都市かによって、滞在費、交通費等の生活費で大きな差がでてきます。限られた予算の中、長期の留学においていかに生活費のコストを落とすかは切実な問題です。都市部の学校の場合、一般的に生活のコストが高いと言えます。費用を抑えるなら郊外や地方のエリアも是非考慮に入れてください。
また、是非考えて頂きたいのが、自分の専攻と関連した仕事でのワークエキスペリエンスやアルバイトのチャンスがあるエリアの学校を選ぶのも一つの方法だと言う点です。専門知識プラス実践の経験は、将来の就職の際に有利に働くでしょう。自分の希望する専攻が、どこの地域でそのニーズがあるのかも検討して見る必要はあると思います。
>> 詳しくは、オーストラリア各州の特徴へTAFE、それとも私立専門学校?
TAFE は公立の職業訓練専門学校なので、地域のあらゆる職業のニーズに答えるために多種多様なコースを提供しています。また、多くのオーストラリア人が学んでいるので、オーストラリアらしい雰囲気を味わうことができます。しかしその反面、学生数の多さから学生各自に積極性と自主性が要求される一面もあります。
一方、私立の専門学校は、特定の専門分野に絞り少人数制のきめ細かい授業内容を展開しています。一般にTAFE より集中的に学習するため、コース期間が短く早く卒業できるメリットがあります。また、独自の教育方針を実施しているので、留学生の受け入れに対しても非常に柔軟に対応してくれます。しかし、オーストラリア人の学生より海外からの留学生の比率の方が高い学校も少なくありません。どちらの環境が、自分に適しているか考えて見てください。
>> 詳しくは、TAFEと私立専門学校の比較へ大学進学へのステップ
多くのオーストラリアの専門学校は、近郊の大学と提携を結びDiploma(ディプロマ)を取得したら、提携大学関連コースへ進学する場合、英語入学基準であるIELTSを免除で、且つ、1~1.5年分の単位が認められ大学の2年次に編入することも可能です。この為、TAFEや私立の専門学校を経て、大学に進学する留学生が多数います。
しかし、注意をしなくてはいけないのが、提携大学の多くは専門学校の近郊の大学であり、認められる単位数も大学/専門学校間との取り決め、専攻、成績などによっても異なる点です。大学進学を考えている人は、まず最終目標の大学を絞ってから専門学校を決めたほうがよいでしょう。
>> 詳しくは、オーストラリア大学進学方法へTAFE/専門学校の情報は
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