TAFEと私立専門学校
オーストラリアの専門学校は、TAFEと呼ばれる公立の専門学校と私立の専門学校の2つに分けることができます。主な違いは、TAFEは公立の職業訓練専門学校であり地域のあらゆる職業のニーズに答えるために、多種多様なコースが用意されていてオーストラリアに100以上のTAFEがあります。地元のオーストラリア人にとっては、非常に安い費用で受講できるのでもっともポピュラーな進学先です。
一方、私立の専門学校は、特定の専門分野に絞り少人数制のきめ細かい授業内容を展開しています。一般に TAFEより集中的に学習するため、コース期間が短く早く卒業できるメリットがあります。また、独自の教育方針を展開しているので、入学日が多く設定されていたりと、留学生の受け入れに対して柔軟に対応しています。
>> 詳しくは、TAFEと私立専門学校の比較へ実践的な知識、スキルは専門学校で習得
資格社会のオーストラリアでは、AQF(Australian Qualifications Framework)によって、オーストラリア高等教育機関で取得可能な資格・学位の基準が定められています。大まかに分けて学術的な研究及び、専門的知識は大学で習得し、職業に直結した実践的な知識、技術は、VET(Vocational Education and Training)と呼ばれる専門学校で習得します。短期間で実践的なスキルを取得できるので、既に第一線で働いている社会人たちも自分のキャリアアップやキャリアチェンジのために、多く専門学校に戻ってきます。
多種多様なコース
オーストラリアの専門学校は、ビジネス関連(会計、マネージメント、マーケティング)、ホスピタリティ トラベルツーリズム、チャイルドケア、デザイン、美容、社会福祉以外にも、職業の数だけ専攻コースがあると言っても過言でないほどの多彩なコースが用意されています。あなたが学びたいことがきっと見つかるはずです。
>> 詳しくは、日本人に人気の専門コースへ専門学校で取得できる資格
オーストラリア全土で幅広く認められている資格であるCertificate I~IV、Diploma、Advanced Diplomaを専門学校で履修できます。また、一部のTAFEや私立の専門学校では、学校内で提携大学のプログラムを実施しているところもあり、大学の学位とDiplomaの2つの学位を習得することも可能です。
資格 | 履修期間 | 概要 |
---|---|---|
Certificate I | 4ヶ月~6ヶ月 | 初歩的な業務知識、技術の取得 |
Certificate II | 6ヶ月~8ヶ月 | Certificate Iより更に専門的な業務知識、技術の習得 |
Certificate III | 約1年 | 高いレベルでの自己管理能力、専門知識、技術の取得 |
Certificate IV | 1年~1.5年 | 幅広い専門性、一定の責任に基づく業務・経営管理能力の習得 |
Diploma | 1.5年~2年 | 理論と技術に基づく高い専門性、業務遂行能力の習得 |
Advanced Diploma | 2年~3年 | 高度な専門業務知識、技術、業務遂行能力の習得 |
専門学校課程終了後に大学への編入が可能
オーストラリアの柔軟性のある教育制度は、大学進学への様々な進学経路が可能です。その中で専門学校から大学への進学は、留学生にとって人気の経路の1つです。
一番の理由は、英語力の進歩に合わせて、無理なく学位のレベルを上げていくことができるからです。一般に学位のレベルが上がれば専門性が増し、より高度な英語理解力が留学生に求められます。その為、専門学校での期間は、単なる資格の習得として考えるのではなく、次のステップに進む前の準備段階として捉えることができます。また、TAFE/専門学校と提携した大学コースに入学する場合は、英語入学基準であるIELTS免除で入学、専門学校で取得した単位を1年~1.5年分まで認定され大学の2年に編入することも可能です。
TAFE・専門留学体験談
語学学校での英語コースの終了が近くなった頃、以前から興味のあったビジネスのコースを英語で勉強してみたいと思い資料を集めた結果、ブロードビーチにあるホルムズカレッジに申し込みました。この学校はオアシスショッピングセンターの中にありとても交通の便が良く、様々な国籍の生徒達が勉強しているところが気に入りました。それにビジネスコースは…
>> 体験談の続きを読んでみる専門学校で取得できる資格
TAFE/専門学校の情報は
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専門学校の多くは、付属の語学学校または提携語学学校があり、語学学校で一定の英語基準に語学学校で達した場合、IELTS免除で専門学校に入学できることもできます。IELTS免除での入学やご希望に沿った学校・コースなどを無料でアドバイスできますので、お気軽にryugakuGOをご利用下さい。
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